【必読】ハムスターを飼う前に絶対に知っておくべき8つのこと!

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ハムスターは、一人暮らしや子どもでも飼いやすいことから人気のペットです。
人気マンガやアニメの影響で、ハムスターの人気はさらに高まり、飼いたいという人が増えました。
初めてのペットとして飼いはじめる人も多い動物ですが、ハムスターも一つの命です。
安易に飼いはじめることは、決してあってはなりません。
これからハムスターを飼いたい方向けに、ハムスターのことや必要なものなど、絶対に知っておくべきことを解説します。

ハムスターの生態

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ハムスターは身近な動物ですが、それだけに、生態を知らずに飼うとトラブルのもとです。
まず、生態について簡単に知っておきましょう。
ハムスターは、ネズミと同じ、げっ歯類の動物でキヌゲネズミ亜科に属しています。

野生のハムスター

ハムスターは、ヨーロッパからアジアの乾燥地帯に分布しています。
穴掘りが得意で、複数の入り口を持つ巣穴には、寝床、食料の貯蔵庫、トイレなどを作って暮らしています。

ハムスターの食性

ハムスターは、ひまわりの種を食べるイメージがついていますが、実際は雑食性で、種子のほか、植物や昆虫も食べます。

夜行性

ハムスターは夜行性で、夕方から夜にかけて活動します。
野生のハムスターは、餌を探して一晩で10km~20kmを走り回ります。

ハムスターの寿命

ハムスターの種類によって異なりますが、およそ1年半~3年です。
大切に育ててあげれば、3年ほどは一緒に暮らすことができるでしょう。

性格

野生のハムスターは食べられる側の動物(被食者)なので、性格は臆病で警戒心が強いです。
知能は、人間の1歳児程度と言われ、飼い主を認識して懐くことができます。

縄張り意識

ハムスターは本来、単独で行動し、縄張り意識の強い動物です。
同じケージに複数のハムスターを入れると、ケンカや、最悪の場合、殺し合いをしてしまいます。
1つのケージに1匹だけで飼ってください。

水は苦手

乾燥地帯に住むハムスターは、砂浴びをすることで体を清潔に保っています。
水に濡れると病気のもとになるので、水浴びはさせないようにします。

フード

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ハムスターは雑食性なので、栄養バランスを考えて餌を与える必要があります。
総合栄養食であるハムスター用のペレットを主食として与えます。
ペレットと同量の新鮮な野菜類も、一緒に与えましょう。
おすすめの野菜は、にんじんやブロッコリー、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこしなどです。
水分の多い野菜や果物は、下痢の原因になりやすいので、少なめにあげましょう。
ひまわりの種やナッツ類は、脂肪が多く肥満の原因になるので、少量をおやつとしてあげます。

食べさせてはいけないもの

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人間が食べる食材の中には、ハムスターが食べると中毒症状を起こすものがあります。
これらの食材を切った包丁でハムスターに与える野菜などを切ると、切った野菜に中毒を起こす物質が付着してしまうことがあります。
ハムスター用の野菜は、あらかじめよく洗った包丁で切りましょう。

ネギ・玉ネギ・ニンニクなど

アリルプロピルジスルファイドという物質が、溶血を引き起こします。

チョコレート・コーヒー・紅茶など

テオブロミンとカフェインが、嘔吐・下痢・昏睡を引き起こします。

ジャガイモの芽・皮

催奇性があり、嘔吐・下痢などを引き起こすソラニンという物質が含まれています。

アボカド

ペルシンという物質が、嘔吐・下痢・呼吸困難・肺水腫を引き起こします。

アルコール飲料

揮発性があるので、誤飲だけでなく吸引にも気をつけましょう。

どんぐり

人の食材ではありませんが、ついあげたくなるものの一つです。
しかし、どんぐりは中毒症状を起こすので、与えてはいけません。

ハムスター飼育に必要なもの

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ハムスターを迎える際に必要なものです。
ケージと必要なものがセットになったスターターキットも、市販されています。

ケージ

ケージは、ハムスターの「家」です。
巣箱や回し車を入れても十分なスペースが取れるもの、掃除がしやすいものを選びましょう。
2階建てや3階建てのものは、ハムスターが落下するなど思わぬ事故が起きたり、掃除がしにくかったりするので、シンプルなものがおすすめです。

巣箱

野生のハムスターは、地面に巣穴を掘り、その中で暮らしています。
暗くて狭い場所を好むので、ハムスターの種類に合わせて適した大きさの巣箱を用意しましょう。

エサ皿・給水器

エサ皿は、洗いやすく、ハムスターがひっくり返しにくい形状のものを選びましょう。
重くて丈夫な陶器製がおすすめです。
器に水を入れておくと体が濡れる可能性があるので、給水器を使いましょう。
飲み口に金属ボールが入っていて、ハムスターが口をつけると水が出るタイプが一般的です。
上手に飲めない個体もいるので、水が飲めているか、ボトルの口が詰まっていないかなど、定期的に確認してください。

床材・敷材

ケージ内には、ハムスターが身体を隠せるくらいに床材(敷材)を入れてあげます。
床材には、チモシーなどの牧草や、広葉樹のチップを使いましょう。
針葉樹のチップは、アレルギーを起こすことがあると言われています。
綿は、脚に絡みついて最悪壊死したり、誤飲して腸閉塞になったりするので、使わないようにしましょう。

ヒーター

ハムスターにとっての適温は、20℃~24℃です。
低温になると、「疑似冬眠」という仮死状態になるので、冬場は必ず小動物用のヒーターを使いましょう。

トイレ・トイレ砂

ハムスターは、きれい好きで決まった場所で排泄をするので、トイレをしつけることができます。
トイレ砂を入れたトイレをケージ内に置きましょう。
トイレ砂は、固まらないタイプで、多少食べても問題のない素材のものを選んでください。
固まるタイプの砂は、手足にくっついたり誤食したりして、思わぬ事故につながります。

回し車

運動不足やストレスを解消するために、ケージの中に回し車を設置します。
ハムスター用の回し車で、体の大きさに合ったものを選んでください。
大きすぎると、足を踏み外してケガをすることがあります。
エビ反りのような姿勢で走っているようであれば、小さすぎです。
また、ハムスターは夜行性なので、静音性のものを選ぶことをおすすめします。
寝室にケージを置いていて音が気になって眠れない、集合住宅で近所から苦情がくるなどの事態を招く可能性があります。

かじり木

ハムスターの歯は一生伸び続けますが、餌などを齧ることで適度な長さを保っています。
木製のかじり木を入れてあげましょう。

動物病院

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ハムスターも、家族の一員です。
ハムスターの健康を守ることは、家族としての飼い主の義務です。
ポピュラーなペットの一つであるハムスターですが、実は、ハムスターの診察・治療ができる動物病院は多くありません。
お迎えする前に、必ず「かかりつけ医」となる動物病院を探しておきましょう。
ネットで動物病院のHPを探したり、近所の動物病院を訪ねたり電話をしたりして、ハムスターへの対応を確認しましょう。
実際にハムスターを飼っている人やネット上の口コミも、参考にしてみてください。
ペットショップで聞いてみるのもいいでしょう。

ハムスターの病気・ケガ

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ハムスターはとても小さな動物です。
病気やケガは、時に命にかかわります。

下痢

ハムスターの下痢は、致命的です。
水や餌、飼育環境が不衛生だったり不適切だったりする場合や、過度な接触やストレスなどが下痢の原因となります。

皮膚病

ハムスターに多く見られる病気の一つです。
ケージに身体をこすりつけたり、脱毛があったり、皮膚から出血していたりする場合には、皮膚病が疑われます。
菌やダニのほか、別の病気が隠れていることもありますし、肥満も原因となります。
人間にうつる病気もあるので、皮膚病が疑われたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

腫瘍

ハムスターに多く見られ、死因の一つにもなっています。
原因は不明ですが、ある程度高齢になると腫瘍ができることが多いです。
腫瘍は、顔やお腹、内臓などあらゆるところにできます。
しこりがあったり、元気がなかったりする場合には、すぐに動物病院に連れていきましょう。

不正咬合

ハムスターの前歯は、本来、食事をすることで削れていき、適切な長さを保っています。
しかし、生まれながらかみ合わせが悪い場合や、ケージを齧る癖があって歯が伸びすぎたりかみ合わせが悪くなったりした場合、不正咬合になることがあります。
不正咬合になると、歯や口が痛くて食事ができなかったり出血したり、悪影響が出ることがあるので、動物病院で歯を切ってもらいましょう。

ほお袋の飛び出し

ほお袋が飛び出し、戻らなくなることがあります。
原因は、ほお袋の内側の炎症とされています。
炎症を避けるため、先の尖ったものや粘度が高いものはできるだけ与えないようにしましょう。
ほお袋が飛び出してしまった場合には、動物病院で治してもらいます。

人間との共通感染症

ハムスターと人間の共通感染症がありますので、注意が必要です。
• 腎症候性出血熱
• レプトスピラ症
• 真菌症
• エルシニア症
• サルモネラ症
• リンパ球性脈絡髄膜炎
• 野兎病
• ペスト
• リーシュマニア病
• ネズミチフス

繁殖は慎重に

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ハムスターは、ネズミと同じげっ歯類の動物です。
「鼠算」という言葉がある通り、ネズミは非常に繁殖力の高い動物で、ハムスターも同様に非常に繁殖が簡単です。
ハムスターは、生後1~2ヶ月で子どもを産むことができるようになり、1回の出産でドワーフハムスターは平均4匹、ゴールデンハムスターは平均8匹の子どもを産みます。
また、年中繁殖可能なので、オスとメスを一つのケージで飼うと、あっという間に増えてしまいます。
生まれた子どもを飼える環境か、貰い手を探せるか、よく考えてから繁殖しましょう。
基本的には、ハムスターの繁殖はおすすめできません。
また、ハムスターには、ジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターなどいろいろな種類がありますが、これらは動物として全く異なる種です。
異種交配は、絶対にしないでください。

「冬眠」はさせないで!

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ハムスターは、気温が低くなると疑似冬眠という仮死状態になることがあります。
疑似冬眠は体力を消耗し、最悪の場合、冬が終わるころには体力を使い果たして死んでしまいます。
15℃を下回ったら、ヒーターを入れてあげて、疑似冬眠をさせないようにしましょう。
万一、疑似冬眠に入ってしまった場合には、人間用のホットカーペットの上に置いた箱に布団のようなものを入れて、中にハムスターを入れます。
2~3時間ほど待てば、目を覚ますことが多いです。

まとめ

ハムスターは、入手も簡単で価格も安く、子どもでも飼いやすい動物です。
しかし、「一つの命を預かる」ことに変わりはありません。
寿命が短いからこそ、大切に飼ってあげましょう。
この記事は、ハムスターを飼う際に最低限知っておきたいことをまとめたものです。
ハムスターは身近な動物であるにもかかわらず、知られていないことも多い動物です。
ぜひ、ハムスターの飼育について書かれた書籍を購入して、よく読んでみてください。