【必読】インコを飼う前に絶対に知っておくべき5つのこと!

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昔は、ペットといえば、番犬などとして馴染みのあったイヌに次いで、インコなどの鳥類を飼っている人が多かったです。*1
しかし、ペットに関する考え方や住宅事情の変化からか、現在では、ペットを飼っている人のうち鳥類を飼っている人の割合は少なくなっています。*1
それでも、鳥類、特にインコは、イヌやネコに比べて、価格が安いことや飼育がしやすいことから、根強い人気があるペットです。
これからインコを飼いたいという方向けに、インコのことや必要なものなど、インコを飼う際に絶対に知っておくべきことを解説します。

ヒナから飼う?成鳥から飼う?

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インコを飼い始める時は、ヒナを購入することが多いです。
ヒナから飼えば懐きやすく、手乗りインコにすることもできるでしょう。
しかし、ヒナには、4時間おきにふやかした総合栄養食をスプーンで与えなければなりません。
また、ヒナはとても小さく羽も生えていないので、寒さは大敵です。
適温の26~28℃に保つ必要があります。
一人暮らしで仕事がある場合には、ヒナを飼うことはあきらめ、生後数ヶ月の幼鳥(成鳥)を飼いましょう。

インコを飼う時に必要なもの

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インコを飼うときに、準備するものです。
ヒナと成鳥では、必要なものが異なります。

ヒナを飼うときに必要なもの

それではこの見出しではヒナを飼う際に必要なものをみていきましょう。

プラケース

ヒナは、まだ足腰が弱く、止まり木に止まれなかったり、止まりづらかったりします。
そのため、ケージではなく、虫かごのようなプラケースで飼育することが一般的です。
インコのヒナは、ケージやケースの床で座って過ごすことが多いので、床面が平らで広いケースを使用します。
専用の「ます箱」という飼育ケースも市販されています。
ます箱は、成長してから通院などに使うキャリーとしても使うことができます。

床材

ケースの底には、飼育専用のワラか、ティッシュペーパー、わら半紙などインクを使用していない紙を細かく裁断したものを入れてあげましょう。
新聞紙や広告に使用されているインクは、ヒナには有害です。

さし餌用のスプーンと容器

ふやかした餌をヒナに与えるためのスプーンが必要です。
普通のスプーンとは形状が異なり、手作りもできますが、難しいと感じるなら給餌セットが市販されています。
ふやかした餌が冷めると、ヒナは食べません。
湯煎などで温めながら、または温めなおしながら与えます。
大きさの違うマグカップを重ねて使って、代用することもできます。

フード

ヒナ用のパウダーフードなどを、お湯で溶かしたりふやかしたりして与えます。
お迎え前に食べていたフードを入手先で確認して、同じものを与えましょう。

ヒーター

熱帯など温かい地域原産のインコは寒さに非常に弱く、ヒナはさらに寒さに弱いです。
空気を暖めて保温ができる保温電球と、接触した部分を温めるパネルヒーターがあります。

クッキングスケール

体重管理や、食べた餌の量の把握のために必要です。
0.1g単位で量れるものがよいでしょう。

成鳥を飼うときに必要なもの

ヒナが成長した後、または成鳥から飼い始める時に必要なものです。

ケージ

ケージは、インコの生活スペースであり、「家」と言ってもよいでしょう。
金属のワイヤー製のものが一般的ですが、木製やプラスチック製のものもあります。
木製のものは、インコが齧って壊してしまうので避けましょう。
金属製のケージは、塗装されていないステンレスやアルミのものがおすすめです。
塗装の中には有害な物質が含まれていることがあり、インコが齧って体内に取り込む可能性があります。
インコの種類によって体の大きさが異なるので、ケージの大きさもそれに合わせます。
目安としては、インコの尾羽がケージの網にかからない程度以上の大きさが必要です。
セキセイインコなどの小型のインコでは35cm四方、高さ40cmほど、ウロコメキシコインコなど中型のインコでは45cm四方、高さ45cmとなります。
掃除のしやすい形状や構造のものを選ぶのも、ポイントです。

エサ入れ・水入れ

エサ入れや水入れは、ケージに付属していることが多いです。
ケージによっては、専用のものしか取り付けられないことがあります。
めったに壊れないものですが、代えがあると便利なこともあるので、付属品を単品でも購入できるかどうか確認しておくとよいでしょう。

止まり木

インコは、基本的に止まり木に止まって生活します。
ケージに付属していることがほとんどですが、金属製やプラスチック製のものであれば、自然木のものに買い替えるとベターです。
ただし、木の止まり木は、最低でも1ヶ月に1度は、熱湯をかけて内部まで消毒する必要があります。
消毒を行わなければ、止まり木の中にダニなどが繁殖してしまいます。
止まり木は2本用意して、エサ入れの近くとケージの奥に、高さを変えて取り付けます。

フード

主食となる「シード」は、ヒエ、アワ、キビなどがミックスされた混合シードが市販されています。
むき餌では不十分なので、殻付きのものがよいでしょう。
「ペレット」という総合栄養食もありますが、インコによっては食べないことがあります。
さらに、カルシウム補給のために「ボレー粉」を与えます。
週に一度は、青菜(コマツナやレタスなど)を与えましょう。

キャリーケース

通院をしたり、ケージを洗ったりするときに、インコを入れます。
ヒナの時に使用していたプラケースやます箱でも、代用できます。

「インコは飼いやすい」という誤解

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一般には、インコは飼いやすいと言われています。
比較的小型で、イヌのように散歩の必要もなく、一人暮らしでも飼えて、人懐こいなど、ペットとして魅力的です。
しかし、インコを飼う前に留意しておきたいことがあります。

毎日のお世話が必要

鳥類は、飛ぶために常に体を軽くしておく必要があるため、餌を食い溜めしておくことはできません。
1日食べずにいると死んでしまうので、餌と水を毎日取り換える必要があります。
ケージの掃除も、基本的には、毎日行わなければなりません。

呼び鳴きの声はうるさい?

インコは集団で生活する鳥類で、仲間と鳴きかわしながら暮らしています。
インコにとっては飼い主も仲間という認識であり、構ってほしいときなどに「呼び鳴き」をします。
通常の鳴き声「さえずり」は、それほどの音量ではありませんが、呼び鳴きの声はかなり大きいです。
集合住宅の場合、他の部屋に聞こえる可能性もあるので、インコを飼うときには注意が必要です。

放鳥が必要

ケージの中だけでは、運動不足になったりストレスが溜まったりします。
1日に1時間程度、ケージから出す「放鳥」が必要です。
放鳥の時間は、飼い主との触れ合いの時間でもあるので、しっかり遊んであげましょう。
インコが逃げ出してしまわないように、必ず窓やドアを閉めておきます。
他の家族がドアを開けてしまうことのないように、放鳥することを伝えておきましょう。
誤って窓にぶつかってしまうこともあるので、レースのカーテンを引いておくと安心です。

フンの場所は選ばない

鳥類は、体を軽くしておくために、体内にフンを溜めておくことができません。
そのため、放鳥している時にもフンをすることがあります。
フンをさせないようにすることはできませんし、する場所を決めることもできません。
放鳥している間は、インコの様子をよく観察して、フンをしたらすぐに片づけるようにしましょう。

噛み癖がある

インコには、噛み癖があります。
甘噛みの場合もありますが、本気で手や指を噛まれるとケガをする可能性もあります。
また、何でも齧ってしまうので、インコ用のヒーターのコードを齧ることもあります。
放鳥している時に、飼い主が齧られたくないものや危険なものを齧ることがあります。
大切な書類など、齧られて困るものは片づける癖をつけておきましょう。

インコにとって有害な物

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家の中には、インコにとって有害な物がたくさんあります。
小さな体のインコにとっては、少量でも命にかかわることがあるので、注意しましょう。

チョコレート類(ココア・カカオ)

カフェインがインコにとって猛毒です。

コーヒー

カフェイン、タンニンが猛毒です。
うっかり飲みっぱなしのコーヒーをテーブルに置きっぱにしてしまうのはやめましょう。
インコは興味津が非常に高いのですぐに口にしてしまいます。

アルコール類

アルコール類は揮発性のため、知らずに吸引して歩行困難などの急性症状を引き起こすことがあります。

ネギ・ニラ・ニンニク

刺激が強く、中毒症状を引き起こします。
これらも一般的によく料理で使われる食材なので管理方法に気をつけたいですね。

ジャガイモの芽

有毒なソラニンが含まれています。

アボカド

アボカドに含まれるペルシンという物質が有毒です。
ペルシンは、タネや果肉だけではなく、皮や枝、葉にも含まれています。

ご飯・麺類・パン

パンやご飯のように水分の多い炭水化物を食べると、餌を一時的に貯めておく「そ嚢」という器官に消化されずに溜まります。
炎症を起こして、「そ嚢炎」という病気になることがあります。
また体調不良から食事を口にしなくなり栄養失調で,,,なんてこともあります。

味のついた食べ物

インコは、塩分、糖分、油分などの栄養素を分解することができません。
肥満や血圧上昇など、重篤な症状を引き起こす危険性があります。
お菓子類やチーズ、デザートなどを与えないようにしましょう。

タバコ

ニコチンが有害です。
インコに限らず人間にも有害です。
この機会に喫煙者の人は禁煙してみるのもいいかもしれませんね。

アロマ・線香・蚊取り線香・お香

アロマオイルを焚いたことで、インコが死亡する事故が発生しています。
アロマ効果のある線香やお香にも、気をつけましょう。

テフロン加工の鍋・フライパンなど

テフロン(フッ素樹脂)加工に使われている「ポリテトラフルオロエチレン」という物質が、インコにとって有毒なガスとなることがあります。
ポリテトラフルオロエチレンは、260℃に達すると劣化をはじめ、350℃を超えると分解を始めて有毒なガスを発生します。
通常の使用では問題ありませんが、空焚き・空焼きなどにより高温になると危険です。
料理中の台所にはインコを入れない、換気を徹底する、高温になりすぎないよう注意するという3点を守りましょう。

亜鉛

重りとして、カーテンの裾に使われています。
放鳥中のインコが齧って亜鉛中毒を起こした例が、報告されています。

接着剤・ペンキ・シンナー・殺虫剤・ヘアスプレー

インコのいる部屋で使うと、急性中毒を起こすことがあります。

観葉植物

インコが口にすると、中毒を引き起こす植物があります。
インコにとっては、鮮やかな緑は「おいしそうな食べ物」に見えるようで、近づきたがります。
室内に置かない方が無難です。

動物病院

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インコも、大切な家族の一員です。
インコの健康を守ることは、家族としての飼い主の義務です。
ケガや病気に備えて、飼いはじめる前に動物病院を探しておきましょう。
一般的に動物病院では様々な動物を受け入れていますが、鳥類を適切に診察・治療できる獣医が在籍している動物病院を「かかりつけ医」にすることをおすすめします。
インコを連れていける範囲に、鳥類を診ることができる動物病院があるかを確認しておきましょう。
ネットで動物病院のHPを探したり、近所の動物病院を訪ねたり、電話をかけたりして、鳥類への対応を確かめておくとよいでしょう。
ネット上には、鳥類を専門に診ることができる動物病院を検索できるサイトもあります。
実際にインコを飼っている人やネットの口コミも、参考にしてみてください。

まとめ

インコは飼いやすいペットの一つではありますが、「一つの命を預かる」ことには変わりありません。
インコを購入する費用は安くても、フードやグッズ、病気になったときの治療費など、思っているよりお金もかかります。
また、種類によって異なりますが、インコの寿命は長いです。
最期まで飼う覚悟を持って、インコを飼いましょう。
この記事は、インコを飼う際に最低限知っておきたいことをまとめたものです。
ぜひ、インコの飼育について書かれた書籍を購入して、よく読んでみてください。
そして、自分のライフスタイルをインコに合わせてあげられるかどうか、よく考えましょう。

*1 内閣府 動物愛護に関する世論調査
https://survey.gov-online.go.jp/h22/h22-doubutu/index.html