【必読】モルモットを飼う前に絶対に知っておくべき6つのこと!

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モルモットは、動物園のふれあいコーナーなどで身近な動物なので、見たことがある方も多いでしょう。
愛らしい姿と穏やかな性格で、飼いやすいペットの一つです。
アメリカなどではペットとして愛好家も多く、モルモットショーも開催されています。
一方、日本では、ウサギやハムスターに比べてまだ一般的ではないため、取り扱っているペットショップは限られています。
これからモルモットを飼いたい方向けに、モルモットのことや必要なものなど、絶対に知っておくべきことを解説します。

モルモットの生態

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飼いはじめる前に、モルモットがどんな動物なのか、知っておきましょう。

モルモットとは

モルモットは、ネズミと同じげっ歯類のテンジクネズミ属の動物です。
南米に生息するテンジクネズミ科の野生種が、古代インディオのもとで家畜化されました。
もともとアンデスのような乾燥した高地の穴の中で生活しており、高温多湿には弱いです。
野生では、夜行性で集団生活を基本としていました。

性格

モルモットは、穏やかでおとなしい性格の動物です。
野生では食べられる側の動物(被食者)なので、非常に警戒心が強く、懐かない個体もいます。

食性

モルモットは、草食性です。
主食は牧草や野草で、他に野菜や果物も食べます。
ビタミンCを体内で作ることができないので、ビタミンCを含む餌またはサプリメントが必要です。

寿命

モルモットの寿命は、種類によって4~8年と幅広く、平均では5~7年です。
近年は、飼育環境の向上に伴い、長生きするモルモットも増え、10年以上生きる場合もあります。

適温

モルモットに適した温度は、17℃~24℃です。
日本では、夏の高温に特に注意が必要です。

一生伸び続ける歯

他のげっ歯類同様、歯は一生伸び続けます。
モルモットの健康のためには、適度な長さを保つ必要があります。

フード

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モルモットは絶食に弱いので、朝夕1日2回餌を与える必要があります。

主食(1)ペレット

モルモットには、主食として、モルモット用のペレットと乾燥牧草を与えます。
警戒心が強いため、急にフードが変わると食べなくなることがあるので、入手先で食べていたものと同じものを用意しましょう。
ペレットには、子ども向け、シニア向けなど種類があるので、モルモットの年齢や体調に合わせて変えていきます。
与える量は、体重1kgあたり30gが目安です。
空気に触れると添加されたビタミンCが分解されてしまうので、1ヶ月以内で食べきれる量のものを購入することをおすすめします。
開封後は、密閉容器で小分けにして保存しましょう。
金属製の容器は、ビタミンCが分解されてしまうので厳禁です。

主食(2)牧草

牧草には、胃腸を健康に保つ、歯を削るという目的もあるので、ペレットと一緒に必ず与えます。
チモシーやアルファルファなど種類が豊富ですが、それぞれに特性があるので、成長段階に合わせて与えるのがおすすめです。

チモシー

チモシーは、イネ科の牧草で、高繊維で低タンパク質が特徴です。
毎日、食べるだけ食べさせることができます。
1番刈りから3番刈りまで種類があり、数字が小さいほど硬く繊維質が豊富です。

アルファルファ

アルファルファはマメ科の牧草で、茎が柔らかく葉もたくさんついているのが特徴です。
高カルシウム・高タンパク質なので、赤ちゃんや成長期、妊娠中のモルモットにおすすめです。
大人のモルモットには、尿結石など泌尿器系のトラブルの原因となることがあります。

オーツヘイ

イネ科(オーツ麦)の牧草で、繊維質が30%と高いので、ダイエット中の子におすすめです。
モルモットは、好き嫌いがあり、餌に飽きることが多いので、目先を変えるのに使ってもいいでしょう。

オーチャードグラス

チモシーより柔らかいイネ科の牧草で、硬い牧草が嫌いな子や2番刈り牧草が好きな子におすすめです。
甘い香りがするので、食欲がない時に与えるのにも向いています。

栄養補助

モルモットは体内でビタミンCを作ることができないので、食餌から摂る必要があります。
モルモット用のペレットにはビタミンCが含まれていますが、分解されて減少していくので、フードとは別にサプリメントをあげましょう。

野菜・おやつ

野菜・おやつは、お迎え直後などの環境が変化した時、病中や病後、また飼い主とのコミュニケーションの手段として使います。
嗜好性が高いため、肥満の原因や、主食を食べなくなる原因となることもあるので、1回に与える量と時間を決めましょう。

種子類

ヒエ、アワ、キビ、カナリーシード、アサノミ、大豆、落花生、えん麦、大麦、小麦、ふすまなど。
落花生の殻などにカビが生えた場合には、中毒を起こす可能性のあるアフラトキシンが発生することがあるので、絶対に与えないでください。

野菜

にんじん、ブロッコリー、パセリ、白菜、キャベツ、ピーマン(種を取り除く)、ちんげん菜、レタス、小松菜、三つ葉、キュウリ、とうもろこし(葉やヒゲ)など。
レタス、白菜、キュウリなど水分の多い野菜は、下痢の原因となることがあるので、あげすぎに注意しましょう。
パセリは、ビタミンCが豊富でおすすめの野菜ですが、カルシウムも豊富なのであげすぎると尿結石の原因になります。

果物

りんご、梨、スイカ、イチゴ、バナナ、パイナップルなど。
果物は、糖分が多く肥満の原因になったり、水分が多いものは下痢の原因になったりするので、あげすぎには注意しましょう。

食べさせてはいけないもの

人間が食べる味つけの濃い食べ物や化学調味料を使っている食べ物は、与えてはいけません。
また、長ネギ・玉ネギ・ニンニクなどのネギ類、アボカド、チョコレート類、コーヒーは、中毒症状を起こし、命にかかわるので絶対に与えないようにしましょう。

動物病院

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モルモットも、家族の一員です。
モルモットの健康を守ることは、家族としての飼い主の義務です。
ウサギなどに比べて、まだ一般的とは言えないモルモットの場合、診察・治療ができる動物病院は多くありません。
お迎えする前に、必ず「かかりつけ医」となる動物病院を探しておきましょう。
ネットで動物病院のHPを探したり、近所の動物病院を訪ねたり電話をしたりして、モルモットへの対応を確認しましょう。
実際にモルモットを飼っている人やネット上の口コミも、参考にしてみてください。
ペットショップで聞いてみるのもいいでしょう。

モルモットの病気

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モルモットは、小さな動物です。
病気やケガは時に命にかかわるので、気をつけましょう。

不正咬合

モルモットの歯は一生伸び続けるので、何かを齧ることで適度な長さを保っています。
ケージの金網や陶器製のエサ入れなど硬すぎるものを齧り続けると、かみ合わせが悪くなり不正咬合になることがあります。
また、上手に歯を削れずに、歯が伸びすぎて不正咬合になることもあります。
かじり木やペレットで、歯を削れるようにしてあげましょう。
何かを齧る頻度が高い場合は、ストレスが溜まっている可能性もあります。
歯が伸びすぎた場合には、動物病院で処置してもらいましょう。

ビタミンC欠乏症

モルモットは、体内でビタミンCを作ることができません。
食べ物からのビタミンC摂取が不足すると、食欲不振や粗い被毛が見られるようになり、重症化すると歩行できなくなることもあります。

毛球症

モルモットは、毛づくろいをするときに毛を飲み込んでしまい、お腹の中に毛が溜まってしまうことがあります。
ネコと異なり、毛玉を吐き出すことができないので、消化管の中に詰まってしまいます。
特に、長毛種のモルモットでは注意が必要です。
日常的に念入りなブラッシングをしてあげましょう。

必要なもの

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モルモットを飼う際に必要になるものを、ご紹介します。

ケージ

ケージは、モルモットの「家」です。
モルモット用にケージと床材などがセットになったスターターキットもありますが、モルモット専用のケージは手に入りにくいのが現状です。
ウサギ用のケージで代用することができますが、フェレット用やチンチラ用のロフトなどがついたケージはモルモットには不向きなので間違えないようにしましょう。
大きさは、高さ40cm、80cm×80cmが目安です。
モルモットは、トイレのしつけができないので、どこでも排泄をします。
湿気のこもりやすい水槽タイプではなく、通気性の良い金網タイプがよいでしょう。
網目が広すぎると、噛み続けて歯が折れたり不正咬合になったりするので、網目の細かいものを選びましょう。
ケージの底に金網がついている場合は、モルモットの脚がはまってケガの原因となることがあるので取り外しましょう。
こまめな掃除が必要なので、掃除がしやすいかどうかもポイントです。

床材・すのこ

野生のモルモットは、巣穴に枯れ草を敷いて生活しています。
また、モルモットはうんちやおしっこの量がとても多い動物なので、清潔に保つためにも床材や木製のすのこを用意しましょう。
床材は、ポプラの木が原料である「あすぺん材」がおすすめです。
牧草を使ってもいいですが、3~4日に1回、1kg程度の取り替えが必要になります。
針葉樹のチップは、保温性に優れていますが、アレルギーを起こすことがあるので注意が必要です。
すのこは、汚れの状態がすぐわかり、モルモットが齧ることもできるので、おすすめです。
隙間が大きいとモルモットの脚がはまってしまうことがあるので、隙間の小さいものにしましょう。
すのこは、こまめに洗う必要があるので、洗い替えのすのこも用意しておくことをおすすめします。

エサ入れ・給水器

ペレット入れは、モルモットがひっくり返しにくい形状で重さのあるものや、ケージに固定できるものがおすすめです。
大きさは、顔が入る程度のものがよいでしょう。
牧草は常に食べられるようにしておく必要があるので、ある程度の量が入れられる大きさの牧草入れを用意しましょう。
水入れは、皿状のものだと、たまに中に排泄してしまうことがあるので、給水器がおすすめです。

巣箱

モルモットは臆病な動物なので、安心して隠れることができる巣箱を用意してあげましょう。
モルモットは巣箱の中でも排泄をすることがあるので、床がついていないものが掃除もしやすくおすすめです。
齧って歯を削ることができるので、木製の巣箱がよいでしょう。

おもちゃ

モルモットは齧ることが大好きですし、一生歯が伸び続けるので何かを齧って歯を削る必要もあります。
かじり木や牧草のボールを用意してあげるとよいでしょう。

ブラシ

長毛種であればコーム(金属製の櫛)、短毛種にはラバーブラシやスリッカーブラシ(細い針金がいっぱいついたブラシ)がおすすめです。

モルモットの繁殖

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モルモットは、他のげっ歯類とは異なり、妊娠期間が60~75日、1回に出産するのは1~3匹と、あまり繁殖力は高くありません。
しかし、繁殖させる場合には、生まれた子を飼うことができるか、貰い手を探せるか、よく検討しましょう。

まとめ

モルモットは、まだメジャーなペットではありませんが、一人暮らしでも飼いやすい動物です。
しかし、「一つの命を預かる」ことに変わりはありません。
また、長生きをすれば10年以上生きることもある動物です。
最期まで飼う覚悟を持って、モルモットを飼いましょう。
この記事は、モルモットを飼う際に最低限知っておきたいことをまとめたものです。
ぜひ、モルモットの飼育について書かれた書籍を購入して、よく読んでみてください。